仔牛(べえこ)
ひい、ふう、みい、よ、ふみ切りで、
みんなして貨車(かしゃ)をかずえてた。
いつ、むう、ななつ、八つ目の、
貨車にべえこが乗っていた。
売られてどこへ行くんだろ、
べえこばかしで乗っていた。
夕風つめたいふみ切りで、
みんなして貨車を見おくった。
ばんにゃどうしてねるんだろ、
母さん牛はいなかった。
どこへべえこは行くんだろ、
ほんとにどこへ行くんだろ。
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今夜の読み聞かせはこの詩でした。
読み終わると上の子が深刻な顔です。
お母さんの元から売られていく子牛の話をしました。
子牛の気持ちになったのでしょうか。
いきなり突っ伏して泣き出しました。
詩で泣ける子供の感受性に安心しました。
いつまでもこう豊かであって欲しいです。
感受性が豊かであれば人の気持ちのわかる人になるでしょう。
人の気持ちがわかれば人を幸せにできる。人を幸せにできれば自分も幸せになれる。
無垢なまま大人になってはならないけど、きれいな心だけは失わないで欲しいな・・・
と思うのでした。
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